鍼灸治療の治療を考える
鍼灸治療には鍼治療の他にも灸治療と言われるものがあり、もぐさを用いる治療があります。人のツボと言われる部位にもぐさによる熱刺激を与える治療方法で、一般の人からはお灸と呼ばれています。治療方法には、もぐさを直接肌に乗せて着火させる直接灸と言われるものと、もぐさと肌の間に空間を設ける間接灸と分けることが出来ます。最近ではこの直接灸を避ける人も多く、間接灸を主に行う治療院も多くなっています。その理由になるのが、施術後もぐさの熱の影響から、皮膚に水疱が出来てしまったり、灸の痕が残ることになるからです。これに対し間接灸は、空間を作ることや味噌とかニンニクと言った緩衝材を用いるなどの工夫がされ、温和な熱さに留めることになることが好評となっています。鍼灸治療には、鍼と灸の二つの療法がありますが、鍼灸院へいった時には自分の希望での治療方法を選ぶことが出来ます。但し、鍼治療と書いてある治療院へ行った時には、灸治療がない場合もありますので注意しましょう。