全ての鍼灸治療に関わる医療施設が所属している訳ではありませんが、公益社団法人による全日本鍼灸学会が存在します。この学会は、認定制度を設けており、目的について持ち合わせているのです。鍼灸治療は、科学の解明や、新たな治療方法など、時代によって変化を伴います。時代の変化に合う鍼灸師の育成や、鍼灸業界全体の向上を心掛けています。この認定資格は、鍼灸治療院における直接的な経営の利益に繋がる話ではありませんが、向上心を示すことで、質の高い経営を示すのに役立ててくれるでしょう。海外での活動も積極的に行われており、海外における鍼灸治療の情報についても、長けている団体です。現在の所、認定試験は設けておらず、研修講座の参加や国際シンポジウム参加など、ポイント制によって認定の有無の判断を行っています。一度認定されれば、半永久的に資格が取得できるのではなく、期限は5年と定められています。そのため、最先端の技術を示すやすく、信頼を得やすい姿となるでしょう。